【3月27日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)の複数の関係者が26日、NATO高官とイラン外交官が前週ブリュッセル(Brussels)のNATO本部で非公式に接触していたことを明らかにした。NATOとイランの接触が確認されたのは1979年のイラン革命以来30年ぶり。

 NATOのスポークスマンはイランの外交官がマーティン・エルドマン(Martin Erdmann)事務総長補(政治・安全保障政策担当)と会談し、アフガニスタン問題について協議したと述べた。イランとNATOがアフガン問題で協議したのは今回が初めてだという。イラン外交官の氏名は明らかにされていない。

 あるNATO関係者は匿名を条件に、イランは隣国アフガニスタンから国境を越えて自国に流入する大麻と難民の問題でNATOと協力することに関心を持っていると述べた。(c)AFP/Stephanie Lob