【3月26日 AFP】(一部更新)4月4-8日に「人工衛星」を打ち上げる意向を示している北朝鮮が、長距離ミサイル「テポドン2号(Taepo-dong 2)」とみられるミサイルを発射台に設置したことを、米政府当局者が25日、報道を認める形で確認した。

 米政府で核拡散問題を担当する当局者は匿名を条件に、北朝鮮が長距離ミサイルが発射台に設置されたとする日本メディアの報道は「正しい」と語った。テポドン2号は、米アラスカ(Alaska)州まで到達可能とされる。

 米NBCテレビが米高官の話として伝えたところによると、ミサイルは2段式のミサイルで、上部は覆いで隠されているという。

 事態を受けて、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は同日、訪問中のメキシコ市(Mexico City)で、北朝鮮のミサイル発射は国連安保理決議違反だと指摘し、「強行された場合は安保理に問題を提起する意向だ」「挑発行為と決議違反は見過ごされることなく、重大な結果を招くだろう」と警告した。(c)AFP/Jim Mannion