【3月21日 AFP】北朝鮮の朝鮮中央通信(Korean Central News AgencyKCNA)は20日、最高人民会議(Supreme People's AssemblySPA)第12期の第1回会議を、4月9日に平壌(Pyongyang)で招集すると発表した。北朝鮮はこの直前にミサイルの打ち上げを予定しているが、ミサイル打ち上げの政治的効果を最大限に利用する意向があるとみられている。

 専門家らはこの動きについて、国内向けの政治的配慮だけでなく、北朝鮮政府がミサイル打ち上げの成功に自信をもっていることを示しているとみている。

 在韓米軍のウォルター・シャープ(Walter Sharp)司令官は19日、北朝鮮は複数のミサイル発射を計画している可能性があると指摘している。

 北朝鮮はすでに、4月4-8日の間に通信衛星の打ち上げを行うことを発表している。米国と韓国は、これは長距離ミサイルの発射実験の口実にすぎず、2006年に北朝鮮が行ったミサイル発射および核実験を受けて採択された国連安全保障理事会(UN Security Council)決議違反だとしている。(c)AFP