【3月19日 AFP】舛添要一(Yoichi Masuzoe)厚生労働相は19日、厳しい経済情勢が続く中、雇用保護や失業者支援などの雇用対策が1兆5000億円規模になることを明らかにした。

 当局者らによると、雇用対策には、求職者に対する職業訓練、雇用維持のための企業への助成金、一時解雇された出稼ぎ労働者の経済支援またはUターン支援などが盛り込まれる可能性があるという。

 舛添厚生労働相は記者会見で、国民は求職中や職業訓練中の生活に不安を感じていると指摘し、「総額1兆5000億円規模の雇用対策を大胆に打ち出して、国民が不満に思っている雇用について思い切った政策を打ち出す」と述べた。

 今回の雇用対策は、麻生太郎(Taro Aso)首相が発表した追加経済対策に盛り込まれる可能性がある。政府はこれに先立ち、総額50兆円に上る2回の景気刺激策を策定している。(c)AFP