【3月19日 AFP】麻生太郎(Taro Aso)首相は19日午前の参院予算委員会で、北朝鮮が「通信衛星」打ち上げと主張しているミサイル発射実験を断行した場合、「制裁をさらに強める案を含めて総合的に判断したい」と述べ、日本単独で追加制裁を発動する可能性を示唆した。

 政府は2006年、北朝鮮が初の核実験を実施したのを受け、同国からの輸入全面禁止や、北朝鮮船籍の船舶の入港禁止などの経済制裁を実施した。

 この対北朝鮮制裁は、前年10月に半年間延長されたが来月13日に期限切れとなるため、麻生首相は制裁延長についても協議する方針を示した。ただし、詳細は明らかにしなかった。(c)AFP