【3月4日 AFP】米オバマ政権で北朝鮮問題を担当するスティーブン・ボズワース(Stephen Bosworth)特別代表は4日、訪問先の北京で楊潔チ(Yang Jiechi)中国外相らと会談し、北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射準備を進めているとみられる問題について、米中政府とも「発射すべきではない」との考えで一致したと明らかにした。
 
 両政府とも、北朝鮮が発射するものがいかなるものであれ、前回2006年のミサイル発射実験後に採択された国連安保理決議に反すると主張している。

 会談後に記者会見したボズワース氏は、楊外相とは大変良い話し合いができたと評価し、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議を早く再開させるべきだという点でも両政府は一致したと述べた。 

 ボズワース代表は5日に来日し、日本の関係者と協議した後、7日に韓国へ向かい、ソウルで同じく6か国協議の参加国である韓国、ロシアの関係者とも会談する。(c)AFP