【3月3日 AFP】キューバのラウル・カストロ(Raul Castro)国家評議会議長(77)は2日、閣僚評議会のメンバーのうちフェリペ・ラモン・ペレス・ロケ(Felipe Ramon Perez Roque)外相(44)ら約10人を交替させる大幅な内閣改造を発表した。

 ペレス外相と並び前議長を長年の腹心であるカルロス・ラヘ(Carlos Lage)評議会副議長(56)も、兼任していた執行委員会書記から解任された。

 実兄に当たるフィデル・カストロ(Fidel Castro)前国家評議会議長の後継に就任して1年、前議長の影響力を脱し、初の内閣改造で独自色を打ち出したととらえられる。カストロ議長は改造に着手した目的として、官僚主義を排して効率性と統合性を高めるとしており、内閣は「いっそうコンパクトで機能的な構造になるだろう」と談話を発表した。(c)AFP