【2月18日 AFP】韓国紙・東亜日報(Dong-A Ilbo)は18日、北朝鮮が、高濃縮ウラン(HEU)から核兵器を製造する地下施設を寧辺(ニョンビョン、Yongbyon)で秘密裏に建設し、稼働させていると伝えた。これまで北朝鮮は、高濃縮ウランからの核開発疑惑を否定してきた。

 東亜日報は、政府高官の話として、韓国政府と米国政府が同施設についての情報を交換したと伝えた。施設は、北朝鮮のプルトニウム核関連施設が集まる寧辺の西位里(Sowi-ri)にある。

 東亜日報によると、同高官は、「北朝鮮はウラン濃縮計画を否定しているが、韓国と米国は北朝鮮がウラン濃縮施設を建設し稼働させているとの情報を共有した」と語った。

 また、東亜日報によると、米韓両国は、同施設が核兵器に使用する高濃縮ウランを製造可能であるとみている。

 同高官はウラン濃縮施設の技術水準や高濃縮ウランの生産量などの詳細については言及しなかったという。

 韓国国家情報院(National Intelligence ServiceNIS)は、報道についてのコメントを拒否した。(c)AFP