【2月17日 AFP】来日中のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は17日、外相会談後の記者会見で、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領がホワイトハウスで会談する最初の外国首脳として麻生太郎(Taro Aso)首相を招聘したことを明らかにした。また、その後に控えた自身と麻生首相との会談では、日米同盟の強化と、北朝鮮問題での日米連携を確認したいと述べた。

 前日羽田に到着したクリントン長官はアジア歴訪の2日目、中曽根弘文(Hirofumi Nakasone)外相と会談後、共同会見した。この席で、24日にオバマ大統領が麻生首相を米ホワイトハウスに招き、日米首脳会談を行うと発表した。

 また北朝鮮問題についてクリントン氏は「非核化と核拡散の抑止に対する米国の取り組みを改めて強調したい」と述べ、弾道ミサイル発射実験の実施についても北朝鮮に警告を送るなど、対応での日米連携を確認した。

 17日午後にはクリントン氏は、北朝鮮による拉致被害者家族会のメンバーらとも面会し、被害者の消息について北朝鮮に説明を求める意向を強調した。(c)AFP/Lachlan Carmichael