【2月13日 AFP】北朝鮮の国営朝鮮中央通信社(Korean Central News AgencyKCNA)は12日、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記の67歳の誕生日である16日を前に、中国との国境にある白頭山(Mount Paektu)山頂の正日峰(Jong-Il Peak)で通常よりも気温が上昇して雪が溶けだすとともに、柳の花がほころび始めたと報じた。

 また、8日夜には「月の周りに光の輪ができるという、いまだかつてない現象」も観測され、金総書記の誕生地とされる白頭山上空が輝いていたという。

 KCNAは、「前年よりも早い柳の花の開花と月の輪を目撃した人びとは、自然や空でさえも金総書記の誕生日を祝って神秘的な恍惚(こうこつ)感を表現していたと興奮しながら語った」と伝えた。

 金総書記をめぐっては、白頭山上空に虹が現れるという現象やゴルフで11ラウンド連続でホールインワンを決めるなどの数々の神話が伝えられている。

 金総書記の誕生日には、式典やイベント、国花である「金正日花(Kimjongilia)」のフラワーショーなどが予定されている。(c)AFP