【2月6日 AFP】(一部更新)北朝鮮が韓国政府に対する軍事的挑発として、韓国海域に向けて短距離ミサイルを発射する可能性があると、韓国メディアが6日報じた。

 韓国の朝鮮日報(Chosun Ilbo)紙と聯合(Yonhap)ニュースによると、韓国政府高官が、北朝鮮が行う可能性の最も高い挑発行為は海域へのミサイル発射だと述べたという。

 その上で聯合は、北朝鮮が現在進めているとみられる長距離弾道ミサイルの準備は衛星画像ではっきり確認することができるが、これは短距離ミサイルの発射準備から注意をそらす目的の行である可能性があるとする、韓国国防省筋の匿名情報を伝えた。

 また、韓国の民間シンクタンク世宗研究所(Sejong Institute)のPaik Hak-Soon氏の、「ミサイルは黄海(Yellow Sea)上の北方限界線(Northern Limit LineNLL)に向けて発射される可能性が高い」との見解を紹介している。

 一方、朝鮮日報は、今月16日の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記の誕生日に合わせ、北朝鮮が何らかの軍事行動を起こす可能性があると報じた。(c)AFP