【2月6日 AFP】イラクで1月31日に行われた州評議会選挙で、ヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)首相が推す政党連合「法治国家連合(State of Law Coalition)」が、イスラム教シーア派(Shiite)が多数を占める州で勝利した。同首相が進める政策への支持が明らかになった形だ。イラク選管が5日に発表した暫定集計結果で、明らかになった。

 集計結果によると、マリキ首相の法治国家連合は、バグダッド(Baghdad)州を含め、シーア派が多数を占める10州のうち9州で最多の票を集めている。

 特にバグダッド州では得票率が38%に上っており、大きな支持を集めていることが明らかになった。そのほかの州の得票率は、石油関連産業で潤うバスラ(Basra)州で37%、ディカル(Dhi Qar)州で23.1%となっている。

 法治国家連合の得票率が最も低かったのはムサンナ(Muthanna)州で、10.9%にとどまっている。カルバラ(Karbala)州でも、旧支配政党バース(Baath)党系政党とシーア派政党に次ぐ3位となっている。(c)AFP