【2月5日 AFP】ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領とアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相は4日、仏ルモンド(Le Monde)紙で共同声明を発表し、ドイツ軍部隊をフランス国内に駐留させる方針を明らかにした。ドイツ軍がフランスに駐留するのは第2次世界大戦後、初めて。

 両首脳は「フランスはドイツ軍部隊を領土内に恒久的に受け入れる」とした上で、両国の友好関係にとって「この新たな一歩には歴史的重要性がある」と強調している。

 駐留規模は数百人程度で、1989年に創設された仏独両軍でつくる合同旅団に配属される予定。同旅団は現在、フランス軍2300人とドイツ軍2800人で構成され、ドイツ南西部に駐屯している。

 両首脳は今週末にドイツ・ミュンヘン(Munich)で開催される安全保障会議で会談し、駐留場所などの詳細を発表するとみられる。(c)AFP