【2月2日 AFP】韓国外交通商省は2日、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官が2月中にも初の東アジア歴訪を行い、中国、日本、韓国を訪問する予定だと伝えた。

 米韓両国は現在日程を調整中だが、韓国の地元メディアは「2月中旬」を予想している。一方で時事通信社などは、長官は初の外遊先に日本を選んだと報じている。一部の米シンクタンクはクリントン長官に対し、新政権が欧州のみならずアジアも重視していることを示すため、早急にアジアを歴訪すべきだと助言していた。

 日本政府は国内情勢が不安定なパキスタンの支援に向けた国際会議を、早ければ3月末にも日本で主催する方針を固めており、クリントン長官にも出席を打診したい考えだ。

 長官は前週、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議を続けていくことは「不可欠だ」と語った。また、前月23日に行った中曽根弘文(Hirofumi Nakasone)外相との初の電話会談で、「北朝鮮の拉致問題は最重要課題」だと話している。(c)AFP