【1月28日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は27日、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議を続けていくことは「不可欠だ」と語った。

 クリントン国務長官は、記者団から、今月初めの上院の公聴会での証言について、これまでとは別の方法で北朝鮮の核問題に関与していくことを示しているのかと聞かれ、「北朝鮮に関しては、6か国協議が不可欠だ」と述べた。

 就任前の今月13日に行われた上院での公聴会で、クリントン長官は、バラク・オバマ(Barack Obama)政権は6か国協議の見直しを行うだろうとの見通しを示す一方、6か国協議は北朝鮮の態度を変えさせるための圧力をかける「手段」になっていると語っていた。

 クリントン長官の27日の発言は、米国が前政権に引き続いて6か国協議を継続していくことをより強く示唆するものだといえる。(c)AFP