【1月27日 AFP】バラク・オバマ（Barack Obama）大統領政権で国連大使に起用されたスーザン・ライス（Susan Rice）元国務次官補（44）は26日、イランの核開発問題について「活発で直接的」な外交方針を取ると述べた。

　潘基文（パン・キムン、Ban Ki-moon）事務総長に信任状を提出し「国連デビュー」を果たしたライス国連大使は、その後の記者会見で、オバマ政権はイランとの直接的外交を含む活発な外交を展開すると同時に、常任理事国およびドイツと引き続き協調して問題に臨むと話した。同時に、イランがウラン濃縮活動を停止しない場合は圧力を強化する可能性も示唆した。

　一方、同日、ホワイトハウス（White House）で記者会見を行ったロバート・ギブズ（Robert Gibbs）大統領報道官は、ライス新国連大使の発言は、「米国が持つあらゆる手段を用いてイランとの問題に取り組む」というオバマ政権の方針を改めて述べたものに過ぎないと述べた。(c)AFP/Gerard Aziakou