【1月24日 AFP】イタリアのスタンパ(La Stampa)紙は23日、同国のシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相のベロニカ(Veronica Lario)夫人が、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領を「ハンサムだ」と語ったと報じた。夫のベルルスコーニ首相は3か月前に、オバマ氏を「日焼けしたいい男」と発言し批判を浴びていた。

 同紙によると、ベロニカ夫人はオバマ大統領について、「ハンサムだし、若くて健康的。素晴らしい家族もいる。米国民が自信を取り戻すために完ぺきな人物だ」とほめちぎったという。

 一方、ベルルスコーニ首相は前年、ロシア・モスクワ(Moscow)を訪問した際に、オバマ氏を「若く、ハンサムで、よく日焼けしている」と評したことで、批判を受けた。イタリア国民や米国民の多くがこの発言について、人種差別や趣味が悪いとの見方を示した。

 伊ANSA通信によると、ベルルスコーニ首相は後に、この発言は「最大の賛辞」だと主張したという。(c)AFP