【1月21日 AFP】麻生太郎(Taro Aso)首相は21日、世界的な経済危機の克服のためバラク・オバマ(Barack Obama)新米大統領と「一緒に手を組んでやっていける」と語った。

 低迷する支持率を回復しようと取り組んでいる麻生首相は、オバマ大統領と経済目標が一致しているとし、「世界における経済危機への認識は一致している」と記者団に述べた。

「国民の潜在力を引き出す手法も同じだ。世界第1位、第2位の経済大国が一緒に手を組んでやっていけると確信した」(麻生首相)

 これに先立ち、麻生首相は、オバマ政権との強い同盟関係を目指していくとの声明を発表していた。

 声明で、麻生首相は「日米両国は、普遍的価値と戦略的利益を共有する同盟国」であり、「世界をリードする立場にある日米両国が、知見、意思、情熱、そして戦略を結集することで、より良い未来が創れるものと確信している」と述べていた。

 また、河村建夫(Takeo Kawamura)官房長官は会見で、早期の首脳会談にむけて調整したいとの考えを示した。

 河村官房長官は、北朝鮮を含むアジア太平洋地域の平和と繁栄などの実現のため、日米同盟の一層の強化を求めていきたいと述べ、4月2日にロンドン(London)で開かれる第2回金融サミットの前に日米首脳会談を行いたいとの意向を示した。(c)AFP