【1月21日 AFP】(一部更新)米治安・情報当局は20日、バラク・オバマ(Barack Obama)新大統領の就任式に際しての「潜在的脅威」について調査を行っているという。一方、米国土安全保障省の関係者は、情報の信ぴょう性については不明だとしている。

 国土安全保障省のRuss Knocke報道官は、連邦捜査局(Federal Bureau of InvestigationFBI)、大統領警護隊(シークレット・サービス、US Secret Service)を含む、国土安全保障省、各情報機関は、ほかの法執行機関と協力しながら、最近寄せられた就任式への潜在的脅威に関する情報について、調査・分析を行っていると明らかにする一方、「この情報は限定的で、信ぴょう性は不明だ」と述べた。

 一方、ある国土安全保障省の当局者は、ソマリアの「アルシャバブ(al-Shabab)」と呼ばれるイスラム武装勢力が関わっていると語った。アルシャバブは、2年に及ぶソマリアでの覇権争いの最中に出現し、米国務省は海外テロ組織に指定している。

 関係当局は、アルシャバブの関与についてほとんど口にしないが、米国在住のソマリア人の一部が最近、アルシャバブのトレーニングを受けるために帰国したとも伝えられている。

 国土安全保障省の報道官によると、この情報はオバマ氏の政権移行チームにも報告されているという。(c)AFP