【1月15日 AFP】ベネズエラ政府は14日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)に対するイスラエルの軍事作戦で多数の死者が出ていることを理由に、イスラエルと外交関係を断絶すると発表した。

 公共テレビで発表された声明は、「ベネズエラ・ボリバル共和国は、世界平和への展望にのっとり、また人権への連帯と尊重から、イスラエルとの外交関係の断絶を決定した」と述べ、決定の理由として「イスラエル当局によるパレスチナ人に対する残虐な迫害」を上げた。

 チャベス大統領はすでに今月6日、駐ベネズエラ・イスラエル大使に国外退去を命じていた。

 南米諸国の多くはイスラエルのガザ攻撃に批判的で、ベネズエラ政府の発表の数時間前には、ボリビアのエボ・モラレス(Evo Morales)大統領が同じくガザ攻撃を理由に、イスラエルとの外交関係断絶を宣言している。(c)AFP