【1月13日 AFP】在韓米軍は13日、韓国を離れる攻撃ヘリコプター部隊の代替として韓国にF16戦闘機12機を配備すると発表した。

 F16戦闘機の配備について約2万8500人の在韓米軍を指揮するウォルター・シャープ(Walter Sharp)司令官は、北朝鮮の軍事的脅威に備え、統合軍の能力を強化するためだと説明した。
 
 米軍幹部はこれまで、在韓米軍の攻撃ヘリ「AH64アパッチ・ロングボウ(Apache Longbow)」24機をイラクとアフガニスタンに移送し、その代替として韓国にはA10攻撃機12機を配備すると発表していた。しかしA10に必要な点検・修理が増えたことから、F16戦闘機を配備することを決定したという。在韓米軍の戦力が低下しないよう、F16は3月にヘリ部隊が韓国を離れる前に韓国に配備される予定。

 北大西洋条約機構(NATO)と米軍の首脳はアフガニスタンへのヘリ増派を繰り返し求めていた。バラク・オバマ(Barack Obama)米次期大統領も武装勢力の攻撃を抑えるため軍事作戦の強化を約束している。(c)AFP