【1月12日 AFP】韓国を訪問中の麻生太郎(Taro Aso)首相は12日、李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領とソウル(Seoul)の青瓦台(大統領府)で首脳会談を行い、金融危機への対応などで緊密に協力していくことを確認した。

 会談後の共同会見によると、金融システム改革やマクロ経済政策の策定、保護貿易主義への対処などの面で、4月に英ロンドン(London)で20か国・地域(G20)が参加して開催される第2回金融サミットを前に、協力を緊密にする。

 また、大統領府によれば両国は、2004年以来中断している日韓経済連携協定(EPA)についても、実務協議の再開で合意した。

 歴史問題では、正しい歴史認識の下で両国が相互に未来志向の成熟したパートナーシップを築くため、相互協力していくことで合意。麻生首相によると、協力して国際貢献を行うことで「より成熟したパートナーシップ関係」の構築を目指し、アフガニスタン復興支援での日韓協力の可能性を探る。(c)AFP