英、冷戦時代に中国への兵器販売を検討
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【12月31日 AFP】英国立公文書館(National Archives)は30日、冷戦時代に英国が兵器の販売を通じ、中国との関係強化を図りソビエト連邦の怒りを買っていたことを示す1978年の機密文書を公開した。
香港(Hong Kong)の将来を見据え、また、英国の産業界への支援策として、さらに、対中関係でフランスに遅れを取っているとのジェームズ・キャラハン(James Callaghan)首相(当時)の懸念から、英国はハリアー(Harrier)戦闘機を中国に販売することを検討していた。
だが、当時の英国防トップの「われわれのすぐ近くにはモスクワ(Moscow)という首都を持つ敵国がいる」という発言がソ連政府の怒りを買った。
キャラハン首相の回顧録によると、英中は長期の経済協力協定を結んだが、中国政府はハリアーは高額すぎるとして購入しなかった。(c)AFP/Katherine Haddon
香港(Hong Kong)の将来を見据え、また、英国の産業界への支援策として、さらに、対中関係でフランスに遅れを取っているとのジェームズ・キャラハン(James Callaghan)首相(当時)の懸念から、英国はハリアー(Harrier)戦闘機を中国に販売することを検討していた。
だが、当時の英国防トップの「われわれのすぐ近くにはモスクワ(Moscow)という首都を持つ敵国がいる」という発言がソ連政府の怒りを買った。
キャラハン首相の回顧録によると、英中は長期の経済協力協定を結んだが、中国政府はハリアーは高額すぎるとして購入しなかった。(c)AFP/Katherine Haddon