タイ、新内閣の顔ぶれを発表
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【12月21日 AFP】15日に下院で選出されたタイのアピシット・ウェチャチワ(Abhisit Vejjajiva)首相は20日、プミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)国王の承認を得て内閣の顔ぶれを発表した。
国王の署名後に発表された閣僚名簿によれば、財務相には英オックスフォード(Oxford)大でアピシット首相の同級生だったコーン・ジャーティカワニット(Korn Chatikavanij)氏が就任する。
外相にはカシット・ピロム(Kasit Piromya)氏が選ばれたが、カシット氏は今月上旬までバンコク(Bangkok)の空港を占拠した反政府グループを公然と支持していたことから、閣僚にふさわしくないとの批判も出ている。
アピシット内閣は一枚岩とはいえない連立政権の運営だけではなく、前年12月の選挙で勝利したタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相派の国民の力党(People Power Party、PPP)前政権を支持する層からの批判に対処することが求められる。
都市部が地盤のアピシット首相は、タクシン元首相の支持者が多い農村部の貧困層から支持を得ることに失敗してきた。一方のタクシン元首相は、その高い人気で自分たちの権力が削がれるのではないかと懸念する王室、軍、官僚の一部の古いエリート層から強い反発を受けてきた。(c)AFP/Boonradom Chitradon
国王の署名後に発表された閣僚名簿によれば、財務相には英オックスフォード(Oxford)大でアピシット首相の同級生だったコーン・ジャーティカワニット(Korn Chatikavanij)氏が就任する。
外相にはカシット・ピロム(Kasit Piromya)氏が選ばれたが、カシット氏は今月上旬までバンコク(Bangkok)の空港を占拠した反政府グループを公然と支持していたことから、閣僚にふさわしくないとの批判も出ている。
アピシット内閣は一枚岩とはいえない連立政権の運営だけではなく、前年12月の選挙で勝利したタクシン・シナワット(Thaksin Shinawatra)元首相派の国民の力党(People Power Party、PPP)前政権を支持する層からの批判に対処することが求められる。
都市部が地盤のアピシット首相は、タクシン元首相の支持者が多い農村部の貧困層から支持を得ることに失敗してきた。一方のタクシン元首相は、その高い人気で自分たちの権力が削がれるのではないかと懸念する王室、軍、官僚の一部の古いエリート層から強い反発を受けてきた。(c)AFP/Boonradom Chitradon