【12月5日 AFP】オーストラリアでは4日、同国連邦議会議員の不祥事から、議員が法案などへの投票を行う前にアルコール呼気検査を受けるべきだとする声が上がった。同国デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)紙が報じた。

 同紙によると、連邦議会野党のアンドリュー・フレーザー(Andrew Fraser)議員が、クリスマスパーティーに出席した際に同僚の女性議員を突き飛ばしたとして幹部ポストを辞任することになったことから、議員の間でもこの提案を支持する声が上がっているという。

 フレーザー議員は2005年にも、ニューサウスウェールズ(New South Wales)州議会内で州閣僚を追い回してシャツをつかみ、周りから取り押さえられるという騒ぎを起こし、停職処分を受けている。

 9月にも、同州のマット・ブラウン(Matt Brown)警察長官(当時)が、シドニー(Sydney)の議員事務所で開いたパーティーで泥酔しブリーフ一枚で踊っていた事実が発覚し、辞任に追い込まれている。(c)AFP