【12月5日 AFP】米共和党の女性幹部議員が、バラク・オバマ(Barack Obama)次期米大統領からの電話を、ラジオ番組の「ドッキリ電話」と勘違いし、2度も切っていたことが明らかとなった。

 フロリダ(Florida)州選出で下院外交委員会の共和党トップも務めるイリアナ・ロスレティネン(Ileana Ros-Lehtinen)下院議員は、米ABCテレビに対し事実を認め、「とても恥ずかしい。わたしから2度も電話を切ってしまった。本当に申し訳ない」と語った。

 ロスレティネン議員はさらに、オバマ次期政権の首席補佐官で民主党下院議員だったラーム・エマニュエル(Rahm Emanuel)氏が代わりに電話しても、冷たくあしらっていたという。

 オバマ氏に頼まれたロスレティネン議員の同僚が電話して勘違いしていることを伝え、オバマ氏はやっとのことでロスレティネン議員に再選を祝う言葉を伝えることができた。

 ロスレティネン議員は、米大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン(Sarah Palin)アラスカ(Alaska)州知事が、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領をまねたコメディアンによる「ドッキリ電話」を仕掛けられたことから同様の電話に注意しており、「地元のラジオ局はドッキリ電話で有名だから」とオバマ氏に釈明したという。(c)AFP