【12月1日 AFP】ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領(54)は11月30日、「2021年まで大統領をやる」と述べ、終身大統領制を盛り込んだ憲法改正案への強い意欲を示した。

 チャベス氏は首都カラカス(Caracas)内のリベルタドール(Libertador)市で行われた市長就任式の演説で、与党・統一社会党(PSUV)に憲法改正および大統領の再選を可能とする法案の審議に向け準備を進めるよう指示したことを明らかにした。

 さらに同大統領は、「わたしが健康で、神の意志があれば、2019年、いや2021年まで国を治める用意ができている」と豪語。豊かな産油国でありながら貧困に苦しむベネズエラに、チャベス氏が主張する独自の社会主義制度を導入するためには、約20年が必要との算段のようだ。(c)AFP