【11月28日 AFP】スペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ(Jose Luis Rodriguez Zapatero)首相は27日、世界的な金融危機への対策として、総額110億ユーロ(約1兆4000億円)の景気刺激策を議会で発表した。

 サパテロ首相は2009年に30万人の雇用創出が可能と説明した。同刺激策の規模はスペインの国内総生産(GDP)の1.1%に相当する。28日の定例閣議で承認される見通し。

 80億ユーロ(約1兆円)が公共事業費として地方自治体に交付されるほか、5億ユーロ(約600億円)が研究開発に、警察庁舎の改築に4億ユーロ(約500億円)が投じられる。サパテロ首相はまた、「戦略的な」自動車部門の支援に、8億ユーロ(約1000億円)を拠出すると語った。(c)AFP/Daniel Silva