【11月24日 AFP】北朝鮮は24日、12月1日より南北軍事境界線の通行を制限し、南北連結鉄道の運行を中止すると発表した。朝鮮中央通信社（Korean Central News Agency、KCNA）が伝えた。

　KCNAによると、北朝鮮は韓国と北朝鮮との協力事業である開城（Kaesong）工業団地および観光地の金剛山（Mount Kumgang）に常駐している韓国人について「選別して国外退去処分にする」。韓国側関係者の往来も、北朝鮮軍が厳しく制限するという。

　また、北朝鮮の開城への観光ツアーも中止する。KCNAはこの処置について、「重大な局面にある南北関係に対処するための第一歩」としており、韓国の政策を非難している。

　開城工業団地には、韓国企業が経営する工場が83あり、韓国人約1500人と北朝鮮人3万2000人以上が働いている。(c)AFP