米ネブラスカ州、子ども放置を認めた法の改定を審議
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【11月15日 AFP】ネブラスカ(Nebraska)州議会は14日、親が未成年の子どもを医療機関に放置することを認める州法の改定作業を開始した。
同法は新生児や乳幼児を保護するために7月に制定されたばかりだが、年齢が限定されていないため、育児放棄を望む親たちによって10代の子どもたちまでもが放置される結果となっている。
新法が発効してからすでに17歳までの子ども34人が放置されたことを受け、デービッド・ハイネマン(David Heineman)知事は議会を招集し、同法について年齢制限を含めた改定を行うよう求めていた。放置された子どもの中には兄弟・姉妹などで放置されたり、他州から連れてこられて置き去りにされた子どももいた。
ネブラスカ州保健社会福祉省のトッド・ランドリー(Todd Landry)氏はAFPの取材に、「新法は残念なことに、当初想定しなかった結果をもたらした」と述べた。
現在州議会は、子どもの医療機関への放置を、生後72時間までの新生児に限って認めるかを議論している。
ランドリー氏によると議会の採決は21日に行われ、可決された場合、知事は即刻署名をする見通しだという。
ネブラスカ州最大の都市オマハ(Omaha)の医療機関で放置された子どもたちの世話をする看護師、リンダ・ジェンセン(Linda Jensen)さんはUSAトゥデー(USA Today)紙に、「なぜここにいるのか理解している子も、そうでない子もいる」と話している。
また、別の看護師は、置き去りにされた子どもが「いい子にするよ、いい子にする!だからおうちに帰らせて!」と話していたことを明かした。(c)AFP
同法は新生児や乳幼児を保護するために7月に制定されたばかりだが、年齢が限定されていないため、育児放棄を望む親たちによって10代の子どもたちまでもが放置される結果となっている。
新法が発効してからすでに17歳までの子ども34人が放置されたことを受け、デービッド・ハイネマン(David Heineman)知事は議会を招集し、同法について年齢制限を含めた改定を行うよう求めていた。放置された子どもの中には兄弟・姉妹などで放置されたり、他州から連れてこられて置き去りにされた子どももいた。
ネブラスカ州保健社会福祉省のトッド・ランドリー(Todd Landry)氏はAFPの取材に、「新法は残念なことに、当初想定しなかった結果をもたらした」と述べた。
現在州議会は、子どもの医療機関への放置を、生後72時間までの新生児に限って認めるかを議論している。
ランドリー氏によると議会の採決は21日に行われ、可決された場合、知事は即刻署名をする見通しだという。
ネブラスカ州最大の都市オマハ(Omaha)の医療機関で放置された子どもたちの世話をする看護師、リンダ・ジェンセン(Linda Jensen)さんはUSAトゥデー(USA Today)紙に、「なぜここにいるのか理解している子も、そうでない子もいる」と話している。
また、別の看護師は、置き去りにされた子どもが「いい子にするよ、いい子にする!だからおうちに帰らせて!」と話していたことを明かした。(c)AFP