【11月14日 AFP】中国政府は14日、声明を発表し、チベット(Tibet)仏教の精神的指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世との会談を予定しているフランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領をけん制した。

 外務省の秦剛(Qin Gang)報道官は、「数々の努力の結果として、現在、良好な発展を続ける中国とフランス、中国と欧州の関係を大切にすべきだ」と述べたうえで、「フランスには、大局的な立場に立ち、中国が重要な懸念を抱いている問題に配慮した上で関連の諸問題に適切に対処し、安定した中仏・中欧関係の発展に務めるよう求めたい」と釘を刺した。

 フランスは今期EU議長国を務めている。(c)AFP