【11月6日 AFP】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世の特使は5日、中国政府高官とのチベットの将来についての2日間にわたる協議を終えた。

 チベット亡命政府高官によると、特使らは10月30日に北京(Beijing)に向け出発した。しかし、正式な協議が始まったのは4日になってからだったという。

 亡命政府のThubten Samphel報道官によると、中国側は、少数民族問題に対する対応を見せるために、中国滞在中の特使らを寧夏回族自治区(Ningxia Hui Autonomous Region)に連れて行ったという。

 ダライ・ラマ14世は、中国政府との対話にはまったく期待していないと語っている。(c)AFP