【11月3日 AFP】ケニア西部のコゲロ(Kogelo)村で2日、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領候補の義兄弟にあたるマリク・オバマ(Malik Obama)さんが主催するサッカートーナメントが開催された。2日後に迫った米大統領選でのオバマ候補の勝利を祈念して開かれた大会だったが、地元チームの「オバマFC」は決勝戦で敗退してしまい、オバマ氏の「勝利の先触れ」とはならなかった。

 試合は両チーム無得点のまま延長戦にもつれこみ、ペナルティーキックを得た相手チームが、ゴールキーパーの「ひじの故障」という弱手を突いてゴールを決め、オバマFCは1-0で敗退した。

 オバマFCのキャプテンは、「相手を見くびっていた。相手の方が一枚上手だった」と悔しそうだった。

 オバマFCはもともと、オバマ氏の父親の出身地である村の名前をとって「コゲロFC」と呼ばれていたが、2004年の民主党全国大会での演説がオバマ氏の名前を世界に知らしめたころ、今の名称に変更された。

 青少年のスポーツ振興を目指す理由を尋ねられたマリクさんは、オバマ氏の自伝『マイ・ドリーム(Dreams from My Father)』を引いて、「わたしの父親の代からの夢だった(dreams from my father)」と答えた。ちなみに優勝チームには、サッカー用具とトロフィーが贈られた。(c)AFP