タイ最高裁、タクシン元首相に禁固2年 土地の不正取得で
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【10月21日 AFP】(写真追加)タイ最高裁判所は21日、土地取引で国家汚職防止法違反の罪に問われていたタクシン・シナワトラ(Thaksin Shinawatra)元首相に禁固2年の有罪判決を下した。
一方、同じく起訴されていたポチャマン(Pojaman Shinawatra)夫人はすべての罪状について無罪とされた。2003年の一連の取引で夫妻が取得した土地と資産については、裁判所は没収されないとの判断を下した。
夫妻は裁判の不当を訴え8月に英国に逃亡しており、公判は判決まで終始被告不在で行われた。
タクシン氏は首相の地位を利用し、夫人のために土地を不正取得したとして起訴されていた。しかし有罪となったのは訴因のうち「利益相反」の部分のみで、安価で取得するために職権を乱用したなど、より重大な罪に関しては無罪とされた。
判決文で裁判長は「タクシン被告は首相時代、つまり公共の利益のために勤務すべき政府の長である期間に、利益相反について定めた憲法条項に違反した。2年の禁固刑に処する」と述べた。(c)AFP
一方、同じく起訴されていたポチャマン(Pojaman Shinawatra)夫人はすべての罪状について無罪とされた。2003年の一連の取引で夫妻が取得した土地と資産については、裁判所は没収されないとの判断を下した。
夫妻は裁判の不当を訴え8月に英国に逃亡しており、公判は判決まで終始被告不在で行われた。
タクシン氏は首相の地位を利用し、夫人のために土地を不正取得したとして起訴されていた。しかし有罪となったのは訴因のうち「利益相反」の部分のみで、安価で取得するために職権を乱用したなど、より重大な罪に関しては無罪とされた。
判決文で裁判長は「タクシン被告は首相時代、つまり公共の利益のために勤務すべき政府の長である期間に、利益相反について定めた憲法条項に違反した。2年の禁固刑に処する」と述べた。(c)AFP