タイ、反政府団体が抗議デモ 首相は辞任を拒否
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【10月17日 AFP】タイの首都バンコク(Bangkok)中心部で17日、反政府団体、民主市民連合(People's Alliance for Democracy、PAD)の支持者ら約5000人が、流血に発展した前週7日の警官隊による強制排除に抗議するデモ行進を行った。
7日の強制排除では、首相府を選挙していたPAD支持者らと警官隊が衝突。警官隊が催涙弾を使用し、2人が死亡、500人近くが負傷した。このことから、デモ隊は「人殺し」と書かれたソムチャイ・ウォンサワット(Somchai Wongsawat)首相の顔写真を掲げ、首相の辞任を要求している。
事件をめぐっては、タイ陸軍のアヌポン・パオチンダ(Anupong Paochinda)司令官が16日、ソムチャイ首相への辞任要求とも受け取れる発言を行っており、首相がこれを聞き入れ、議会を解散するのではとの憶測が出ていた。連立を組む政党も緊急会議の招集を要請している。しかしソムチャイ首相は17日、記者会見で国のためにも政権を投げ出すわけにはいかないと述べ辞任する考えがないことを明らかにした。(c)AFP/Jutarat Tongpiam
7日の強制排除では、首相府を選挙していたPAD支持者らと警官隊が衝突。警官隊が催涙弾を使用し、2人が死亡、500人近くが負傷した。このことから、デモ隊は「人殺し」と書かれたソムチャイ・ウォンサワット(Somchai Wongsawat)首相の顔写真を掲げ、首相の辞任を要求している。
事件をめぐっては、タイ陸軍のアヌポン・パオチンダ(Anupong Paochinda)司令官が16日、ソムチャイ首相への辞任要求とも受け取れる発言を行っており、首相がこれを聞き入れ、議会を解散するのではとの憶測が出ていた。連立を組む政党も緊急会議の招集を要請している。しかしソムチャイ首相は17日、記者会見で国のためにも政権を投げ出すわけにはいかないと述べ辞任する考えがないことを明らかにした。(c)AFP/Jutarat Tongpiam