麻生首相、国連総会で演説
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【9月26日 AFP】(一部更新)麻生太郎(Taro Aro)首相は25日、ニューヨーク(New York)の国連本部で開かれた国連総会(UN General Assembly)で一般討論演説を行い、米金融危機にあたって世界経済の安定化の必要性を強調し、日本の貢献を約束した。
また首相は、日本の安全保障理事会(UN Security Council)の常任理事国入りへの支持を改めて訴えるとともに、アフガニスタンにおける米国主導の「テロとの戦い」を継続して支援することを約束した。
日本の首相が国連総会で演説するのは、2005年の小泉純一郎(Junichiro Koizumi)氏以来始めて。
■麻生首相の演説の骨子
麻生首相は「世界経済は変調にある」と指摘。「世界第2位という日本の経済規模」に照らして、日本が自国の経済を伸ばしていくことが、世界経済に対して「日本がなし得る即効力のある貢献」だとして、「断固として」取り組んでいく姿勢を示した。
一方、安保理改革については、「常任・非常任双方の議席拡大を通じた改革を、早期に実現せねばならない」と述べ、改革の必要性を強く訴えた。
国際関係については、日米同盟を「不変の機軸」としつつ、近隣アジア諸国との関係強化に努めてきたと述べ、中国と韓国について「日本にとって重要なパートナー」であり、東南アジア諸国連合(ASEAN)とともに「重層的な協力」を進めていくと語った。
インド洋での補給活動に関しては、「今後とも国際社会と一体となり、テロとの闘いに積極参画していく」ことを約束。また北朝鮮の核問題では、核放棄の誓約に「昨今停滞が目立つ」として、6か国協議の枠組みを通して北朝鮮に核開発の放棄を迫ると述べた。(c)AFP/P. Parameswaran
また首相は、日本の安全保障理事会(UN Security Council)の常任理事国入りへの支持を改めて訴えるとともに、アフガニスタンにおける米国主導の「テロとの戦い」を継続して支援することを約束した。
日本の首相が国連総会で演説するのは、2005年の小泉純一郎(Junichiro Koizumi)氏以来始めて。
■麻生首相の演説の骨子
麻生首相は「世界経済は変調にある」と指摘。「世界第2位という日本の経済規模」に照らして、日本が自国の経済を伸ばしていくことが、世界経済に対して「日本がなし得る即効力のある貢献」だとして、「断固として」取り組んでいく姿勢を示した。
一方、安保理改革については、「常任・非常任双方の議席拡大を通じた改革を、早期に実現せねばならない」と述べ、改革の必要性を強く訴えた。
国際関係については、日米同盟を「不変の機軸」としつつ、近隣アジア諸国との関係強化に努めてきたと述べ、中国と韓国について「日本にとって重要なパートナー」であり、東南アジア諸国連合(ASEAN)とともに「重層的な協力」を進めていくと語った。
インド洋での補給活動に関しては、「今後とも国際社会と一体となり、テロとの闘いに積極参画していく」ことを約束。また北朝鮮の核問題では、核放棄の誓約に「昨今停滞が目立つ」として、6か国協議の枠組みを通して北朝鮮に核開発の放棄を迫ると述べた。(c)AFP/P. Parameswaran