【9月25日 AFP】米大統領選の共和党副大統領候補、サラ・ペイリン（Sarah Palin）アラスカ（Alaska）州知事を愛する支持者のために、壁紙メーカーWallMonkeys.comが24日、ペイリン氏の等身大ステッカーの制作・販売を開始した。　

　ステッカーは、白いジャケットに黒いスカート、黒いサンダル姿でシンボルマークのメガネをかけたペイリン氏の、実際の身長と同じ1メートル67センチの高画質写真が印刷されたもの。背景に共和党のシンボルマーク数種をあしらったものと、ライフル銃、アイスホッケー用スティックとパック、ティアラと口紅が配された2種類がある。

　口紅について、WallMonkeys設立者のジェーソン・ワイゼンタール（Jason Weisenthal）さんは、民主党大統領候補バラク・オバマ（Barack Obama）上院議員がペイリン氏の政治手法を「ブタに口紅」と批判した発言が頭をよぎった。しかし、だれの感情も害さないように少しだけステッカーに遊び心を加えることにしたという。

　ペイリン氏ステッカーの価格は等身大サイズが70ドル（約7400円）、約1メートル22センチのものが40ドル（約4200円）。これに加え、ノートPC用に約30.5センチのステッカー4種が発売される予定だ。

　これまでWallMonkeysでは、一般顧客を対象にオーダーメードで等身大ステッカーを制作してきたが、政治家、著名人、スポーツ選手などの人物を手がけるのはペイリン氏が初めて。

　ペイリン氏のステッカーを発売した理由について、ワイゼンタールさんは
「現在、米国で最もインターネット検索されている女性だから」と語った。

　ペイリン氏のほかにも、WallMonkeysでは共和党の大統領候補、ジョン・マケイン（John McCain）上院議員やオバマ氏のステッカー制作も考えているが、民主党の副大統領候補、ジョー・バイデン（Joe Biden）上院議員のステッカーは、「欲しがる人がいない」ため制作予定はないという。
　
　ワイゼンタールさんは、ペイリン氏ステッカーの購入希望者に対し、11月の本選挙で共和党が敗北しても、ステッカーを返却しないよう念を押している。印刷の不備による理由以外での返品は、一切受け付けないそうだ。(c)AFP