【9月21日 AFP】民主党(Democratic Party of JapanDPJ)は21日、都内で臨時党大会を開き、小沢一郎(Ichiro Ozawa)氏(66)の党代表(3選・任期2年)就任を正式に承認した。

 小沢氏はあいさつと所信表明のなかで「今こそ日本を変えるラストチャンス」と述べ、11月に予定される総選挙で政権奪取する決意を示した。

 かつて筋金入りの自民党重鎮だったが、その後は2大政党制の確立を目指して民主党を率い、「壊し屋」の異名をとる小沢氏。臨時党大会での所信表明で「自公政権は、1日も早く終わらせなければならない。総選挙で私たちが勝利して、新しい政権をつくらなければならない」と述べ、世論の支持が極めて低い後期高齢者医療制度なども含めた「政治・行政の仕組みの作り替え」を掲げる基本政策案を示した。

 また小沢氏は「多くの国民はとっくに、自民党にはもはや政権担当能力がないことを見抜いている。今こそ、日本を変えるラストチャンスと言っても過言ではない」と述べ、「政治生命をかける」と次期総選挙への意気込みを示した。(c)AFP