【9月18日 AFP】17日に発表された米大統領選挙の複数の全米世論調査で、民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)と共和党のジョン・マケイン(John McCain)両大統領候補の支持率は、主要5州では互角だが、全国規模ではオバマ氏が優勢となった。

 米CBSニュースとニューヨーク・タイムズ(New York Times)が共同で行った最新調査によると、オバマ氏は無党派層と女性層の支持を回復し、48%を獲得。一方、マケイン氏は5ポイント差の43%で、共和党大会後に築いたリードを失った。前週の調査では、マケイン氏が2ポイントリードしていた。

 無党派層は、8月下旬にはオバマ氏を支持していたが、共和党大会後にマケイン氏支持に回っていた。今回の調査ではオバマ氏支持に戻り、無党派層限定でもオバマ氏が支持率46%と、マケイン氏の41%を上回っている。

 また女性有権者層の支持は、2週間前はマケイン氏が5ポイントリードしていたが、今回はオバマ氏54%、マケイン氏38%と逆転した。

 一方、CNNとタイム(Time)誌、調査会社オピニオン・リサーチ(Opinion Research)社の調査によれば、選挙戦を勝ち抜くのに不可欠とされるフロリダ(Florida)、オハイオ(Ohio)の両州では支持率は拮抗しており、熾烈(しれつ)な争いとなっている。(c)AFP