【9月11日 AFP】ケニア西部のコゲロ(Kogelo)村にあるバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領候補(民主党)の祖母宅で、ソーラーパネルの盗難騒ぎがあり、ケニア警察はこの村で24時間態勢で警備を敷いている。

地元の警察署長によると、強い雨に見舞われていた10日午前1時ごろ、強盗の一団がサラ・オバマ(Sarah Obama)さん(86)宅のブリキ製の屋根によじ登り、据え付けてあったソーラーパネルを取り外そうとしたが、失敗。警察は一味のうち4人を窃盗容疑で逮捕した。

 11月4日の米大統領選を前にした候補者の親族宅での窃盗騒ぎとあり、地元警察は村に警官を配置し、24時間態勢の厳重な警備を敷いたという。

 サラさんは、オバマ氏の父方の祖父フセイン・オニャンゴ・オバマ(Hussein Onyango Obama)さんの第3夫人。血縁関係はないものの、オバマ氏はサラさんのことを「おばあちゃん」と呼んでいる。

 米国で生まれたオバマ氏の両親は、2歳の時に離婚。その後ケニアに戻った父親のことをオバマ氏はほとんど覚えていないというが、2006年にコゲロ村を訪問してサラさんと会った際には「英雄」並みの歓待を受けた。(c)AFP