タイ与党、サマック氏以外の首相候補を検討
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【9月10日 AFP】タイの「国民の力党(People Power Party、PPP)」を中心とする連立与党は10日、在任中にテレビの料理番組に出演したことが憲法違反にあたるとして首相を失職したサマック・スントラウェート(Samak Sundaravej)氏の首相再指名を撤回し、新たな首相候補の擁立を模索していると発表した。
タイの憲法裁判所は9日、サマック氏が2つの料理番組に出演し違法に報酬を受け取ったとして首相に退陣を命じた。また、サマック氏の退陣を求めて、反政府団体らが首相府を占拠し、2週間以上にわたって立てこもり、バンコク(Bangkok)市内に非常事態宣言が発令されるなど、タイでは政情不安が続いていた。
サマック氏が率いるPPPは、憲法裁判所が同氏の政治参加を禁止しなかったことを受けて、同氏を首相として再選出する方針をただちに発表した。
しかし、連立与党内からもサマック氏の再任に対して懸念が表明されたことを受けて、PPPはサマック氏の擁立を撤回し、12日に行われる議会での首相選出投票を前に、新たな候補者の擁立を模索するとの方針を発表した。(c)AFP/Boonradom Chitradon
タイの憲法裁判所は9日、サマック氏が2つの料理番組に出演し違法に報酬を受け取ったとして首相に退陣を命じた。また、サマック氏の退陣を求めて、反政府団体らが首相府を占拠し、2週間以上にわたって立てこもり、バンコク(Bangkok)市内に非常事態宣言が発令されるなど、タイでは政情不安が続いていた。
サマック氏が率いるPPPは、憲法裁判所が同氏の政治参加を禁止しなかったことを受けて、同氏を首相として再選出する方針をただちに発表した。
しかし、連立与党内からもサマック氏の再任に対して懸念が表明されたことを受けて、PPPはサマック氏の擁立を撤回し、12日に行われる議会での首相選出投票を前に、新たな候補者の擁立を模索するとの方針を発表した。(c)AFP/Boonradom Chitradon