米国務長官、約半世紀ぶりのリビア訪問 カダフィ大佐と会談
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【9月6日 AFP】(一部更新、写真追加)コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国務長官は5日、リビアを訪問、最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐と会談した。米国務長官のリビア訪問は約半世紀ぶりとなり、両国の関係改善が印象づけられた。
ライス長官は同行する報道陣を前に、「両国間に横たわる問題がすべて解決されたわけではない。道のりは長い」と前置きしながらも、この訪問が「歴史的」だとの認識を示した。
さらに、「米国に永遠の敵は存在しないことを示すものだと考える。ある国家が戦略的方針を転換した場合、米国はこれに対応する用意があることを実践している」と述べた。
外交関係者によると、ライス長官は、リビアの核・生物・化学兵器開発の放棄に対する姿勢を強調することで、欧米諸国との関係改善が益となることをイランや北朝鮮に示唆することを狙っているという。
ライス長官が、かつてロナルド・レーガン(Ronald Reagan)米元大統領に「狂犬」と呼ばれたカダフィ大佐と会談したのは、トリポリ市内に位置する大佐の公邸だった。公邸は1986年、レーガン元大統領の命令で米軍の空爆を受けている。
会談は予定より1時間開始時間が遅れたが、それについての説明はなかった。カダフィ大佐はライス長官と握手はしなかったが、手を胸に当てて出迎えた。
会談の冒頭、大報道陣を前にライス長官とカダフィ大佐は、米国を来襲するハリケーンを話題にするなどして、外交上のあいさつを交わした。
両氏は会談後、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」の日没後に許されるイフタール(Iftar)と呼ばれる食事を共にした。
カダフィ大佐は2003年、イラクの故サダム・フセイン(Saddam Hussein)政権崩壊からわずか数か月後、大量破壊兵器の廃棄を宣言し、以来米・リビア関係は好転したが、ライス長官のリビア訪問で関係修復がさらに強調された。(c)AFP/Sylvie Lanteaume
ライス長官は同行する報道陣を前に、「両国間に横たわる問題がすべて解決されたわけではない。道のりは長い」と前置きしながらも、この訪問が「歴史的」だとの認識を示した。
さらに、「米国に永遠の敵は存在しないことを示すものだと考える。ある国家が戦略的方針を転換した場合、米国はこれに対応する用意があることを実践している」と述べた。
外交関係者によると、ライス長官は、リビアの核・生物・化学兵器開発の放棄に対する姿勢を強調することで、欧米諸国との関係改善が益となることをイランや北朝鮮に示唆することを狙っているという。
ライス長官が、かつてロナルド・レーガン(Ronald Reagan)米元大統領に「狂犬」と呼ばれたカダフィ大佐と会談したのは、トリポリ市内に位置する大佐の公邸だった。公邸は1986年、レーガン元大統領の命令で米軍の空爆を受けている。
会談は予定より1時間開始時間が遅れたが、それについての説明はなかった。カダフィ大佐はライス長官と握手はしなかったが、手を胸に当てて出迎えた。
会談の冒頭、大報道陣を前にライス長官とカダフィ大佐は、米国を来襲するハリケーンを話題にするなどして、外交上のあいさつを交わした。
両氏は会談後、イスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」の日没後に許されるイフタール(Iftar)と呼ばれる食事を共にした。
カダフィ大佐は2003年、イラクの故サダム・フセイン(Saddam Hussein)政権崩壊からわずか数か月後、大量破壊兵器の廃棄を宣言し、以来米・リビア関係は好転したが、ライス長官のリビア訪問で関係修復がさらに強調された。(c)AFP/Sylvie Lanteaume