タイ首相、抗議活動の強制排除を否定 活動家に自首呼び掛け
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【8月28日 AFP】タイのサマック・スントラウェート(Samak Sundaravej)首相は28日、バンコク(Bangkok)の首相府に居座って抗議活動を続ける反政府団体「民主市民連合(People's Alliance for Democracy、PAD)」について強制排除は行わないと言明し、PADに裁判所の退去命令に従うよう求めた。
数千人規模のデモ隊は首相府を占拠した後、野宿で抗議活動を続けているが、サマック首相は記者団に対し、裁判所が27日午後に退去命令を出しており、首相府から平和的に立ち去るかはPADの指導者次第だとの見解を示した。
また、サマック首相は抗議活動の指導者に警察に自首するよう呼び掛けるとともに、警察には抗議活動を強制排除せず自首者を受け入れるよう命じていることを明らかにした。しかし同時に「これは政府が永遠に事態を見守ることを意味しない」とも述べ、今後の強制排除の可能性も示唆した。
PADはサマック政権の退陣を求め、5月から抗議活動を続けている。26日には、国営テレビ局や少なくとも3つの政府庁舎に続き、首相府も占拠した。(c)AFP
数千人規模のデモ隊は首相府を占拠した後、野宿で抗議活動を続けているが、サマック首相は記者団に対し、裁判所が27日午後に退去命令を出しており、首相府から平和的に立ち去るかはPADの指導者次第だとの見解を示した。
また、サマック首相は抗議活動の指導者に警察に自首するよう呼び掛けるとともに、警察には抗議活動を強制排除せず自首者を受け入れるよう命じていることを明らかにした。しかし同時に「これは政府が永遠に事態を見守ることを意味しない」とも述べ、今後の強制排除の可能性も示唆した。
PADはサマック政権の退陣を求め、5月から抗議活動を続けている。26日には、国営テレビ局や少なくとも3つの政府庁舎に続き、首相府も占拠した。(c)AFP