アフガニスタン出身の米国連大使、パキスタン大統領候補と頻繁に接触 米紙
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【8月27日 AFP】米ニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙は26日、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領政権の高官らが、ザルメイ・ハリルザド(Zalmay Khalilzad)米国連(UN)大使に、パキスタン人民党(Pakistan People's Party、PPP)議会派のアシフ・アリ・ザルダリ(Asif Ali Zardari)共同総裁と「無断で」頻繁に接触していたことについて問いただしていたと報じた。
この米高官らはパキスタンの政治プロセスに対し中立の立場を主張しているが、ハリルザド大使が、パキスタンの故ベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相の夫で同国の大統領選に出馬したザルダリ総裁と頻繁に接触していたことに困惑と怒りを覚えているという。
同紙によると、高官の1人は、ハリルザド大使が無断で接触したことが問いただされるまで、過去1か月にわたって週に数回、ザルダリ氏と電話で話していたことを明らかにした。
また、同紙が入手した電子メールによると、リチャード・バウチャー(Richard Boucher)国務次官補(南アジア)は、ハリルザド大使がザルダリ氏に「アドバイスと支援」を提供しようとしていたことを知り、大使に接触の内容について問いただしている。
暗殺された故ブット氏と友好関係にあったハリルザド大使は9月2日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)での休暇中にザルダリ氏と面会する予定だったが、バウチャー国務次官補がこのことを知った後、予定を中止したという。
高官らは匿名を条件に語ったところによると、ハリルザド大使の行動に怒りを募らせたのは、アフガニスタン生まれのハリルザド大使が、ハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領の後継者としてアフガニスタン大統領の座を狙っているのではないかとの憶測があったためだという。(c)AFP
この米高官らはパキスタンの政治プロセスに対し中立の立場を主張しているが、ハリルザド大使が、パキスタンの故ベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相の夫で同国の大統領選に出馬したザルダリ総裁と頻繁に接触していたことに困惑と怒りを覚えているという。
同紙によると、高官の1人は、ハリルザド大使が無断で接触したことが問いただされるまで、過去1か月にわたって週に数回、ザルダリ氏と電話で話していたことを明らかにした。
また、同紙が入手した電子メールによると、リチャード・バウチャー(Richard Boucher)国務次官補(南アジア)は、ハリルザド大使がザルダリ氏に「アドバイスと支援」を提供しようとしていたことを知り、大使に接触の内容について問いただしている。
暗殺された故ブット氏と友好関係にあったハリルザド大使は9月2日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)での休暇中にザルダリ氏と面会する予定だったが、バウチャー国務次官補がこのことを知った後、予定を中止したという。
高官らは匿名を条件に語ったところによると、ハリルザド大使の行動に怒りを募らせたのは、アフガニスタン生まれのハリルザド大使が、ハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領の後継者としてアフガニスタン大統領の座を狙っているのではないかとの憶測があったためだという。(c)AFP