【8月21日 AFP】20日発表された米ジョージ・ワシントン大学(George Washington University)が実施した米大統領選挙をめぐる全米世論調査で、共和党のジョン・マケイン(John McCain)上院議員が支持率47%を獲得し、民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員の46%を上回った。

 5月の同調査ではオバマ氏が49%で、マケイン氏は47%にとどまっていた。

 別の調査結果でもマケイン氏が支持を伸ばしてオバマ氏を追い上げており、両党の副大統領候補の発表を目前に、マケイン氏の勢いを示す結果となった。

 マケイン氏は最近、オバマ氏の国家安全保障に関する判断や有名人ぶりを攻撃している。

 今回の調査では、原油・ガス価格の引き下げにおいてどちらの候補が優れているかとの問いにマケイン氏と答えた人が40%、オバマ氏と答えたのは37%で、マケイン氏が原油価格引き下げ策として海洋油田掘削の拡大を積極的に求めてきたことが、過去2か月における同氏の支持率上昇の一因としてうかがえる。マケイン氏は19日、メキシコ湾の油田を訪問している。(c)AFP