ロシア、NATOとの軍事協力凍結を表明
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【8月21日 AFP】ノルウェー国防省は20日、ロシアが北大西洋条約機構(NATO)との軍事協力を凍結すると発表した。
国防省の声明によると、「ノルウェーはロシアがNATOおよび同盟国とのすべての軍事協力を新たな告知があるまで『凍結する』との情報を入手した」。同省のHeidi Langvik-Hansen報道官はAFPに対し「ロシア国防省が在モスクワ・ノルウェー大使館に電話で」告げたと述べた。
NATOは19日、グルジアからの分離独立を目指す南オセチア(South Ossetia)自治州情勢をめぐりロシアがグルジア領内に進攻したことを受けて開かれた緊急外相理事会で、ロシアと「従来の関係」を維持するのは不可能だと言明し、グルジアからの部隊撤収を履行するよう求めている。
フランスが仲介した和平案では、グルジア、ロシア両軍が武力衝突開始以前の位置まで軍を撤収させることが定められているが、NATOのヤープ・デホープスヘッフェル(Jaap de Hoop Scheffer)事務総長は和平案を順守していないとしてロシアを非難した。
一方ロシア海軍は、予定されていた黒海におけるNATOとの共同軍事演習への参加を取りやめると発表、米艦船の受け入れは現在のところ「可能とは考えられない」と述べている。(c)AFP
国防省の声明によると、「ノルウェーはロシアがNATOおよび同盟国とのすべての軍事協力を新たな告知があるまで『凍結する』との情報を入手した」。同省のHeidi Langvik-Hansen報道官はAFPに対し「ロシア国防省が在モスクワ・ノルウェー大使館に電話で」告げたと述べた。
NATOは19日、グルジアからの分離独立を目指す南オセチア(South Ossetia)自治州情勢をめぐりロシアがグルジア領内に進攻したことを受けて開かれた緊急外相理事会で、ロシアと「従来の関係」を維持するのは不可能だと言明し、グルジアからの部隊撤収を履行するよう求めている。
フランスが仲介した和平案では、グルジア、ロシア両軍が武力衝突開始以前の位置まで軍を撤収させることが定められているが、NATOのヤープ・デホープスヘッフェル(Jaap de Hoop Scheffer)事務総長は和平案を順守していないとしてロシアを非難した。
一方ロシア海軍は、予定されていた黒海におけるNATOとの共同軍事演習への参加を取りやめると発表、米艦船の受け入れは現在のところ「可能とは考えられない」と述べている。(c)AFP