【8月20日】北朝鮮政府は20日、米軍と韓国軍による合同軍事演習について、北朝鮮に核開発計画の撤回を求めている6か国協議の進展を妨げる材料だと批判を強めた。

 米韓両軍の年次合同軍事演習が18日から韓国内で開始され、両軍の兵士数万人が参加している。米韓両政府は防衛面のみに焦点を当てた演習だとしているが、北朝鮮は朝鮮半島における新たな戦争の準備だと厳しく批判している。

 北朝鮮外務省の報道官は同日、6か国協議で「米国が主張している『国際的基準に合致する検証』という不当な要求に、北朝鮮としては警戒心を強めざるをえない」と述べ、また「北朝鮮は米国とその同盟国たちが軍事的脅威を及ぼす限り、あらゆる手段で自らの戦争抑止力を強化するだろう」と語った。(c)AFP