米大統領、あらためてグルジア支持の姿勢示す
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【8月15日 AFP】米国のジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領は15日、ロシアは隣国グルジアを「いじめ、脅迫している」と批判し、米政府は同盟国グルジアへの支持を撤回することはないと明言した。
ブッシュ大統領はロシアに対し、グルジア領内からの撤退を条件とした停戦合意を遵守し、「冷戦時代の対立的アプローチ」ではなく周辺国の協力をあおぐよう求めた。ホワイトハウスの大統領執務室前で会見した同大統領は「ロシア政府は侵攻部隊を撤退させるという誓約を尊重すべきだ」と真剣な表情で述べた。
1週間前のグルジアへの侵攻によって、ロシアは欧米諸国からの信頼を傷つけたと述べ「21世紀の外交政策において、いじめや脅迫は受容されうる手法ではない」と手厳しく批判する一方で、「責任ある国家としての道に自らを引き戻すのか、衝突と孤立しかもたらさない政策を追求し続けるのか、ロシアにしか決断できない」と説得も試みた。
また、「グルジア国民は自由な世界に自分たちの運命を賭けたのだ。われわれは彼らを見捨てない」と述べ、米政府のグルジアに対する支持の継続を強調した。さらに、ロシア政府は「不幸なことに自由と民主主義の拡大を国益に対する脅威とみなす傾向があるが、真実はその逆である」と述べ、周辺地域における民主主義の普及を容認すべきだと迫った。
一方で米露間の「論争的な関係」は双方の利益にならないと確認した。(c)AFP
ブッシュ大統領はロシアに対し、グルジア領内からの撤退を条件とした停戦合意を遵守し、「冷戦時代の対立的アプローチ」ではなく周辺国の協力をあおぐよう求めた。ホワイトハウスの大統領執務室前で会見した同大統領は「ロシア政府は侵攻部隊を撤退させるという誓約を尊重すべきだ」と真剣な表情で述べた。
1週間前のグルジアへの侵攻によって、ロシアは欧米諸国からの信頼を傷つけたと述べ「21世紀の外交政策において、いじめや脅迫は受容されうる手法ではない」と手厳しく批判する一方で、「責任ある国家としての道に自らを引き戻すのか、衝突と孤立しかもたらさない政策を追求し続けるのか、ロシアにしか決断できない」と説得も試みた。
また、「グルジア国民は自由な世界に自分たちの運命を賭けたのだ。われわれは彼らを見捨てない」と述べ、米政府のグルジアに対する支持の継続を強調した。さらに、ロシア政府は「不幸なことに自由と民主主義の拡大を国益に対する脅威とみなす傾向があるが、真実はその逆である」と述べ、周辺地域における民主主義の普及を容認すべきだと迫った。
一方で米露間の「論争的な関係」は双方の利益にならないと確認した。(c)AFP