【8月1日 AFP】ロシアで7月31日に発表された世論調査で、ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領が権力を握っていると考えている国民は10人中1人を下回る一方、回答者の3分の1強が、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相がいまだに権力を掌握していると考えていることが分かった。

 調査機関レバダ・センター(Levada Centre)によるこの調査では、7月の時点でメドベージェフ大統領が権力を握っていると答えたのは9%で、大統領選挙直後の4月の22%から急落した。

 一方、36%がプーチン首相が実権を握っていると答えた。

 プーチン首相とメドベージェフ大統領が権力を分け合っていると答えたのは47%だった。

 また、回答者の大部分に相当する82%がメドベージェフ大統領はプーチン路線を継続していると考えており、現大統領が方針を変更していると考えているのはわずか13%だった。

 メドベージェフ大統領の任期終了後、プーチン首相が大統領に返り咲くのではないかとの見方もある。(c)AFP