【7月25日 AFP】米テレビ局FOXニュースが24日発表した世論調査によると、11月の米大統領選挙の一般投票で、民主党のバラク・オバマ（Barack Obama）上院議員が共和党のジョン・マケイン（John McCain）上院議員を抑え勝利すると考えている人が、米国民の過半数を占めることが分かった。

　オバマ氏が勝つと答えた人は51％、マケイン氏と答えたのはわずか27％だった。

　各党の党員では、自党候補が勝利すると考えている党員は民主党が71％で、共和党の51％を上回った。また、共和党員の4人に1人が、ジョージ・W・ブッシュ（George W. Bush）大統領の後継はオバマ氏だと考えていることがわかった。

　前月の調査では、オバマ氏が勝つと答えた人は47％で、マケイン氏は32％だった。

　ただ、大方の予想がオバマ氏有利とみていても、実際の選挙戦は接戦となっている。有権者支持率を見ると、オバマ、マケイン両氏に候補者を絞った質問ではオバマ氏支持が41％、マケイン氏支持は40％。リバタリアン党（Libertarian）のボブ・バー（Bob Barr）、独立系のラルフ・ネーダー（Ralph Nader）両候補を含めた場合でも、40％のオバマ氏をマケイン氏が37％で追っている。

　なお、副大統領候補にオバマ氏がヒラリー・クリントン（Hillary Clinton）上院議員を選び、マケイン氏がミット・ロムニー（Mitt Romney）前マサチューセッツ（Massachusetts）州知事を指名した場合の支持率は、民主党が48％と共和党の39％をリードしている。(c)AFP